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  • 2011.04.21 Thursday
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国は、はっきり言うべきだと思う。

 
原発事故による避難地域や警戒区域などが設定されているが、
住民は、『避難するのは仕方ないが、いつ戻れるのか?』
という、疑問が起こっている。

当然である。

しかし、実は・・・

もう帰れない人たちが多い

ガス状に広がった放射性セシウム134は、半減期が約30年である。
放射線量が1/100になるには、半減期の三倍かかるらしい。

つまり・・・

放射性セシウムの量にもよるが、

約100年は、戻れない

と、覚悟する必要がある。

更に、原発に近い地域には、プルトニウムも飛散していると考えられる。
プルトニウムの半減期は、約6500年、つまり・・・

約20000年は、戻れない

と、覚悟しなければならない。

つまり、事実上、帰れないのである。

しかも、福島第一原発は、未だに収束しておらず、放射能を出し続けている。

つまり、こういう汚染区域は、

広がることはあっても、縮まることは無い。


勿論、100年、20000年という期間になれば、土壌改良や水質改良の技術が進み、多少は短くなるかもしれないが、それは保証されたものでは無い。

100年も、20000年も、住むことが出来ない、入ることが出来ない、直接見ることが出来ない地域が福島に出来るということは、

地図には載っていても、消滅したのと同じ なのである。


更に、5年後、10年後には、放射能の影響による身体の異変が起きてくる。
それらは、遺伝子異常によるものなので、それらの地域で、現在、乳幼児の子供達は甲状腺癌、大人の人たちは様々な癌、白血病などのリスクを負う。

更に、放射性物質を取り込んで、被爆をした女性から生まれてくる子供達は、様々な遺伝子異常や奇形児のリスクが高く、本人・両親ともに不幸に陥る。

こういう事態が将来起きて、初めて今回の原発事故による恐怖の全体像が分かる ことになるのである。

本日のニュースで、校庭の放射線量が高く、校庭で遊べない学校が指定されたそうであるが・・・

本来、こんな地域に、子供や女性が住むべきではない のである。


現在でも、40%近い人たちが、原発を容認しているそうであるが、是非、こういう恐怖の全体像を理解した上で、判断して欲しい。

小出吾郎氏の本を読んでみると、

日本人には、原子力を扱う資格が無い

ということが分かるだろう。


『命とお金とどちらが大事か?』と聞かれれば、

ほとんどの人が『命』と答えるだろう。

しかし、実際には

『他人の命より、自分のお金が大事』

という行動をしている人たちは、少なくない。

直ちに健康に影響が出る数値では無い

 
有名な枝野官房長の言葉です。

野菜や水道水、大気などに対しての発言ですが、まさに適確な表現だと思います。

その後、内外からのプレッシャーもあって、枝野官房長官の言葉も、徐々に踏み込んで、最終的には・・・・

『流通している野菜は、安全です』

と、なった。

実際にどうかは別として、これは誤った発言だと思う。

恐らく、当初の発言は、悪く言えば、官僚が作った後から言い逃れがいくらでも出来るものであり、最近の発言は、周りからのプレッシャーで言わざるを得なくなった、また言わされたものだと思う。

では、何故、当初の発言が適確な表現だと言えるのか。

一つには、当初から書いている様に、野菜などは一点(一品)測定なので、安全が保証できるのはその数値だけ、計った野菜だけであって、他のものについては何も言えないからである。

二つ目は、『直ちに…』という部分である。
これは、『一回や二回食べたからと言って、直ちに・・・』という意味と、『食べたからと言って、直ちに病変する訳では無いが、将来は分からない』という、二つの意味がある。
そして、それは正しい表現で、つまり、放射能の人体への影響というのは、まだほとんど分かっていないのである。
様々な、仮説はあるだろうが、因果関係が明らかになっているのは、放射性ヨウ素による子供の甲状腺癌くらいである。
つまり、因果関係がよく分からない症例が多数あるということを示している。

分かっていないのだから、安全か、危険か、ということは、分からないのである。
つまり、放射能とは、そういうもので、政府が判断できる様なものでは無く、政府が『安全だ』と宣言しても、放射能の危険性が消える訳では無い。
『政府は、原子力専門家からの意見を得ているので、確実性が高いのではないか』と、思う人がいるかもしれないが、その専門家という人たちは、原子力発電が無ければ職を失う人たちなので、どうしても安全を強調する。
他人の命より、自分の懐の方が重要なのである。
まぁ、それが人間の弱いところであり、その弱さを克服する様に精神的進化をした時、初めて人類が原子力を扱う権利を得るのだろう。
話が逸れてしまったが、つまり、『当てにならない』ということである。


さて、では放射能とは、どういう危険があるのだろう。
よく、『シーベルト』と『ベクレル』という単位が出ている。
詳細は省き、簡単に言えば・・・
『ベクレル』とは、放射線量の単位であり、昔はキューリーという単位が使われていた。
『シーベルト』とは、放射線量『ベクレル』の人体に対する毒性を示す単位である。

何故、この二つの単位があるかというと、放射性ヨウ素や放射性セシウム、プルトニウムなどの、放射性物質の種類によって、同じ放射線量でも毒性が異なっているからである。

原発事故以降、日本人は年間20ミリシーベルトまでの放射能を我慢しろということになっているが、通常は年間1ミリシーベルトである。
この20ミリシーベルトが、安全なのか、危険なのかということは、私には分からないが、もしその値が全く健康に影響が無いのであれば、通常から20ミリシーベルトという基準の筈である。
つまり、通常が1ミリシーベルトまでという基準である以上、20ミリシーベルトという値は健康に影響がある可能性がある数値であって、基準を20倍も甘くしたということは、『ある程度の健康被害を覚悟せよ』ということなのである。
何故なら、シーベルトとは、人体に対する放射線の影響を現した数値だからである。

一方、原発作業員は通常年間100ミリシーベルトまでは浴びてもかまわないが、非常時には年間250ミリシーベルトまで浴びてもかまわないということになっている。
原発作業員だからと言って、放射能に強い人間という訳では無いし、そんな人間は皆無であろう。
では、何故そんな基準なのか、『ある程度危険があることを承知した上で仕事をしている筈だから』という考え方で、高額の報酬と引き替えに命を削ることを要請していることもある。
日本には職業選択の自由が有るのだから、嫌なら辞めればいい・・・ということであるが、実際に現場で働いている人たちは、東電などの孫請けやひ孫請けの会社が、お金に困っている人たちを集めて作業にあたらせているという、『貧しい人間は、命も軽い』という非人間的な考え方に準拠している。
ただ、最も大きな要因は、原発作業員は防護服を着ていて、それらは十分に管理されているということだろう。
勿論、防護服を着ていても、放射線を遮断することはほとんど無いのであるが、一般の人たちが放射線の直接的被爆よりも放射性物質を体内に取り込むことによる内部被爆を前提としているのに対し、原発作業員がちゃんと防護服を着て、管理されていれば、内部被爆はほとんど無いということを前提としているからであろう。
つまり、防護服を着ていれば、内部被爆を考慮する必要は無く、原子炉や使用済み核燃料プールからの直接的放射線に注意すれば良いということである。

直接的被爆(外部被爆)と、内部被爆、どう違うのか。
外部被爆は、外からの放射線なので、太陽の下で光を浴びるのと同様に、その場限りの毒なのである。(正確には、ごく僅かに、その放射線によって、体内物質が放射性同位元素に変わる可能性もあるが、それは僅かであろう)

一方、内部被爆とは、放射線を出す物質そのものを体内に取り込むので、取り込まれた放射性物質は、体内で放射線を出し続ける。
つまり、例えば、一日10の放射線を出す量を毎日取り込むと、1日目は10、2日目は20・・・1ヶ月目は300という放射線に被曝することになる。
放射性ヨウ素の場合、半減期が約7日、放射線量が1/100になるのは半減期の3倍と言われている。 また、ヨウ素という元素自体が、チロシン(タンパク質を構成するアミノ酸の一つ)に使われていたり、成長ホルモンである甲状腺ホルモンにはヨウ素が使われているので、放射性ヨウ素も同様に使われることになり、それは甲状腺という喉にある器官に多量に保存されたり、タンパク質の構成成分として体中に保管されることになる。
従って、毎日同じ程度の放射性ヨウ素を摂取し続けると、だいたい一日に取り込む量の20倍程度の放射線量を常に被爆し続けることになる。
放射性セシウムの場合、半減期が約一ヶ月と言われており、取り込んだセシウムの10%程度はそのまま排出されるが、残りは身体の中で100日程度保管されることになるとのことなので、一日に取り込む量のだいたい100倍程度の放射線に被曝することになる。
プルトニウム140の場合、半減期は6500年ということなので、生物が生きた日数倍の放射線量を覚悟した方が良いであろう。

従って、短期間の被爆の場合は、外部被爆に気をつけなければならないが、長期間に渡る場合、内部被爆の毒性は著しく増加し、厳重に注意する必要がある。
現在、福島第一原発は落ち着いているとは言え、高止まりしている状態で、約一ヶ月が経過した。
今後は、9ヶ月程度で外部への放出が無くなるそうであるが、見通しが立っている訳ではない。
つまり、放射性ヨウ素は一日取り込む量の20倍、放射性セシウムの場合は100倍量の被爆を受け続けることを覚悟する必要がある。


この様に、放射能の被爆というものは、蓄積されていくものなのだが、実は放射線による人体に対する害は、更に蓄積されていくことになる。

記事が長くなりすぎたので、このことは次回に譲ることとする。

一つになろうニッポン!

 
先に、謝っておきます。
ごめんなさい。

m(__)m


『一つになろう日本!』

と、皆さんが被災地を応援しています。

それについて、私の様な人間が、どう思おうと、誰にも関係の無いことなのですが

私には、どうしても、違和感があり、同調できないのです。

例えば・・・

頑張れ東北、関東!と、スーパーに東北・関東の野菜が売られています。

私は、東京に住んでいるので、常日頃、東北・関東の野菜にはお世話になっています。
また、福島第一原発は、東京電力の原発なので、今まで本当にお世話になっていました。

しかし

だからと言って、放射能の危険性のある野菜は食べられない。

出荷制限のかかって無い野菜は、安全だとTVだけで無く、政治家まで言い出した。
しかし、前に書いた様に、その基準は長期にわたる被爆を前提にはしていないし、放射能の調査方法も、一点測定で、母集団(全体)を代表している数値では無い。 それはつまり、たまたま計ったその野菜から放射能が計測されなかったからと言って、安全とは言えない、近くに異常に高い放射能を持つ野菜がある可能性は否定出来ないということを示しています。

私は、健康食品の品質管理に携わる人間として、そんな測定データで安全と結論を出すことは、絶対に許せないのである。

食品とは、絶対安全領域になければならないもので、だからこそ、食べて健康に良いのである。

勿論、絶対安全な食べ物など無いのかもしれませんが、ほとんどの人たちが安全だと実感できるのが、食品の安全基準なのです。

これは危険かもしれないと思いながら食べたら、逆に免疫力を低下させ、胃腸も悪くなる。
そんなものは、食品とは言えない。

今までの厚生労働行政は、そうやってきたし、恐らく今もそうだと思う。
安全だと言っているのは、地方自治体の長であり、政治家であり、TV局であって、厚生労働省が安全宣言をしている訳では無い。

被災地の農家や漁師(漁業関係者)を補償しなければならないのは、東電であり、管理を怠った行政であり、野放しにしてきた自民党、見ないふりをしてそれを踏襲した民主党、東電の寄付によって研究をし自惚れている東大閥の研究者、そして恩恵を受けていた首都圏の私たちである。
しかし、それは復興や再生の為のお金としてするものであって、消費者が命を削るものでは無い。


頑張れ東北、関東と、スーパーや特設売り場で野菜を買っている人たちがTVに映し出されています。
私は、その人達と一つにはなれません。

関西大学の災害の先生が、『首都圏の人が、水の買い占めに走るなんて、とんでもない!』と言っていました。
私は、『関西の人間に、放射能という見えない毒で、真綿で首を絞められる様な恐怖を味わっている首都圏の人間に対して、安全な場所から偉そうなことを言うんじゃない』と、怒ったものです。

また、首都圏の工場が計画停電で、ほとんど生産不能に陥った時、
『よっしゃ!大阪のチャンスだ!』
と言った知人がいました。

更に、東北の工場からの部品が無くなった首都圏の工場が、西日本の客先の会社に納期遅延を申し込んだ時、その西日本の会社は海外からの調達を検討を始めました。

とある証券アナリストは、『東日本の生産能力を全て西日本に移すべきだ』とTVで言っていました。
そうなれば、東日本の産業は空洞化し、復興どころか復旧すらままならないというのに・・・

世界の国々が日本を切り捨てる準備をしている中、西日本も東日本を切り捨てる準備を着々と進めているのです。

これで、日本は一つと言えるのでしょうか。


しかし、『それでもいいじゃないか』と、私は思うのです。
一つにならなくても、表面的でも、それぞれの人が、それぞれの立場で、それぞれの思いで、それぞれの支援をすれば、総合的に大きな支援となるのでは無いでしょうか。

先に書いた野菜についてもそうです。
農家の人たちは、『安全な食べ物を消費者に送るのが私達の仕事で、危険性があるのなら出荷制限を受け入れます』と、言っていました。
つまり、農家の人たちも、食品の安全に対する思いは同じなのだと感じました。
〜勿論、喜んでいる筈はありませが・・・

政府が『安全だ、危険は無い』というから、農家の人たちも売ろうとするのです。

『危険だ。出荷制限だ。』と政府が言えば、政府が危険性を認めれば、その損害は恐らく全額補償対象となるでしょう。
『安全だ、危険は無い』と言われれば、例え売れなかったからと言って、補償対象とはならないかもしれないし、恐らく全額補償とはならないでしょう。

つまり、政府は農家の為に安全宣言をしたのでは無く、東京電力の補償金額を減らす為に安全宣言をしているのです。


まぁ、『一つになろう日本』ということは、『一つにはなっていない』ということを示しているのですから、それはそれで良いのかもしれません。

ただ、私は一つになる必要は無いし、それは無理だろうと思います。

自分なりの対応

 
さて、震災以来、枝野官房長の記者会見が続いているが・・・

現政権にとって、枝野さんが官房長であったことは、かなり幸いだったかもしれない。
容貌、声、口調、論理構成、どれをとっても、現在の国会議員の中では、一番信頼感が得られる。
実際、震災関連の記者会見で、誰が一番信頼できるか・・・というアンケートでは、枝野さんが一番であった。
もし、仙谷さんや、菅さん、谷垣さんだったら、国民の怒りが爆発していたかもしれない。

原子力保安院や東電などは論外であろう。
実際、東電の原発を監視する経済産業省の原子力保安院からは、多くの役人が天下っている。
原子力安全保安院の上部組織である原子力安全委員会は、東大閥の原子力研究者の引退組で構成されている。
東電から東大閥の研究者には、6億円の研究費が渡っており、しかもそれは表になっている部分で、裏金、接待、贈答品などを含めれば、考えられないくらいのお金が渡っていると推察される。

まさに、産官学の汚職構造である。

まぁ、これについては、どの分野でも似たり寄ったりなので、今は語らないが・・・
この産官学の汚職構造が、日本を危機に落とし入れ、現在は東日本の国民の命を危機にさらしていて、その命の危機が、近い将来日本全土・近隣諸国へ、そして将来は北半球〜全地球へと広がっていくことは事実である。
しかし、それらに目をつぶり、見ないふりをし、選挙にも無関心で、暴動一つ起こさなかった日本人全員の責任と言えるだろう。
海外から批判されて、当然と言えるかもしれない。

さて、話がそれてしまったが、枝野官房長の記者会見は、多くの国民に安心感を与えている。

しかし、だからと言って、真実を語っているとは言えない。
それは、真実を語れるほどの情報は無いのであろう。

政府に情報を上げるのは、経済産業省(原子力安全保安院)であり、原子力安全委員会であり、東電などで・・・まさに、汚職の産官学からしか情報を得られていない。
今回の原発不能事件での犯人は東電であり、経済産業省、原子力安全委員会、東大閥の研究者はその共同正犯である。
政府は、この犯行グループからの情報で判断しており、国民もテレビを通じて犯人グループから情報を得ている。
記者クラブメディアと言われるマスコミも、罪が一つ減じられるかもしれないが、やはり犯人グループに組していると言えるだろう。
中でも、記者会見の記者からの質問を放送しない民放、最初の数個の質問のみで打ち切るNHKの罪は重い。 どう考えても、後ろの方の質問に重要なものがあるのは明白である。
これで真実を語れというのが、無理な話である。

さて、ようやく本題に入るが・・・

そこで、自分なりに情報を判断し、自分で考察し、対応することが重要となってくる。

まず、前提として、ある仮説を立てる。

1.発表データは、信じる。
2.政府、テレビ、新聞の考察や判断は、街頭インタビューや視聴者の声を含めて、信じない。

1のデータ自体は、北朝鮮では無いのだから、嘘を発表する度胸は無いであろうし、2は情報を扱う上での基本である。基本であるが、出来ていない人が多いし、私もしばしば流されることがあるのは事実なので、常に戒めている。

よく、『放射能のことを正しく理解し、怖がりすぎないことが重要だ』とテレビのコメンテーターは言うし、オーム返しの様に、視聴者の声としても発表されているが・・・
それは無理な話である。

何故なら、確かに放射性物質自体の研究はかなり進んでいるし、多くのことが分かってきている。
しかし、放射性物質が人体、生態系に及ぼす影響については、ほとんど分かっていないのである。
ここで『放射能のことを正しく理解・・・』とは、『放射能の人体や環境への影響を理解する』ことであろう。
『正しく理解』しろと言っても、ほとんど分かっていないのだから、無理な話なのである。

チェルノブイリ事故やスリーマイル島の事故の経験から、『乳幼児に対して、放射性ヨウ素が、5〜10年後に甲状腺癌を引き起こすことが極めて高い。』など、いくつかの因果関係が分かっている疾病はあるが、事例が少ないし、小児の甲状腺癌ですら発症が5年、10年単位という長いスパンとなるので、因果関係を確認するのが難しいのである。
ジャーナリストは、チェルノブイリ事故の後、5000人の小児が甲状腺癌になったが、死亡したのは30人で、思ったほどひどく無いというニュアンスで伝えている。
国やジャーナリストにとって、30/5000とか、1/10万とかの分数で現される命でも、本人にとっては、1/1の命なのである。
更に、5000のうち、助かった4970人は、どうなったのだろう?
甲状腺摘出手術を受けたのであるから、当然成長は止まった筈である。
乳幼児は、0〜5歳くらいであろうから、5〜10年後に発症したとして、5〜15歳で成長が止まることになる。
また、当然、後遺症も残っているであろうし、通常と同じようには長生き出来なかったであろう。
後遺症に苦しみ、長生きできなかった子供達、そしてそれを見守る家族、全てを不幸のどん底に落とし入れたのであるから、まさにヒドイ話なのである。

お金でしか判断出来ない人類は、幸福という尺度を忘れてしまったのであろうか。
私たちが求めなければならないのは、お金で無く、幸福だった筈だ。
『お金で買えない幸せは無い』と極論する人たちも、実は少なくない。
しかし、今回の地震、そして津波に対して、生死の境目に、お金が何の役にたったのであろうか?
確かに、生き残った人たちが、これから復興しようとする時、お金は重要だ。
つまり、お金とは、助かった後の少し余裕が出てきた段階で、ようやく寄与する程度のものである。

どんどん話がずれてしまっているが・・・

つまり、ほとんど分かっていない事象なのだから、それぞれの人たちが、自分なりの、自分が納得できて、可能な対応をとる必要がある。

(続く)

東日本大震災…

 
東日本大震災や福島原発事故に対して、書きたいことは山ほどありますが、気持ちのままに書いてしまうには、あまりにも深刻な事態ですので、少しずつ、表現を考えながら書いていきたいと思います。

多くの賞賛すべきこと、多くの批判すべきこと、改めて思うこと、などなどいろいろありますが、どれも多すぎて、忘れてしまったことも多い感じがします。

そういうことも含めて、今後、少しずつ思い出した順に書いていこうと思います。

今回は、まず一つだけ指摘しておきたいと思います。



東日本の野菜

 ご存知の様に、様々な測定結果から、東日本全域にわたり、福島原子力発電所由来の放射性物質が広がっています。 そこで東日本の野菜の放射性物質(ヨウ素131、セシウム134・137)が調べられている訳です。

問題なのは、そのサンプリング方法と、測定数が、統計学的方法によって検定されたものでは無いと思われること。
簡単に言えば、そのデータが、『その場所全体を代表している値かどうか分からない』ということなのです。

政府は、各都道府県に野菜の放射性ヨウ素、放射性セシウムを測定し、報告することを求めましたが、そのこと自体がまず適正ではありません。
最初に異常が発覚した福島県のほうれん草は、法的に報告義務のあるものでしたが、その後の影響として、福島県全域の全ての野菜が危険だと思われました。
各都道府県の行政機関とすれば、万が一にも基準値を超えるものが出たら、それぞれの都道府県は多大なる損害を被ることは明々白々となったのです。
各都道府県の行政機関とすれば、『異常なデータは出て欲しくない、できれば測定すらしたくないし、報告も発表もしたく無い』と思うのは当然でしょう。
つまり、測定者自身が、冷静な立場には無く、ある方向性の希望を持って測定しています。
このことが、既に統計学的に検討する価値の無いデータとなっています。

実際、各都道府県からの報告(厚生労働省のHPに公開されていた)を見ると、1点測定、つまりその場所で一個の測定しかしていないとしか思えないものでした。
これでは、その1個のデータとしては信用するにしても、そこから収穫された他の野菜はどうだったのか分かりません。

この様な方法では、
『少しでも原発由来の放射性ヨウ素、セシウムが測定されれば、その一帯から収穫される野菜には危険なものがあるかもしれない』
という結論しか得られません。

『基準値より上だから・・・』とか『基準値より下だから・・・』とか、議論すること自体無意味です。

何故、この様なことになっているのか・・・
それは、日本の厚生労働行政というものが、そもそもそういう抜き打ち検査しかやらないことを前提としているからなのです。
行政とすれば、法的に危険と判断されるものを処置することが仕事なのであって、安全を確保することは、立法段階で検討することという立場なのです。
従って、厚生労働行政が定める基準というのは、過剰とも言えるほど厳しいものなのです。

ところが、この放射性物質に関する暫定基準というのは、原子力安全委員会が提示したものをベースとして、食品安全委員会としては検討していませんでした。
両者の立場は、著しく違うのです。
厚生労働行政は、著しく厳しい基準で、甘い検査体制を前提としており・・・
科学者グループは、できるだけ甘い基準で、科学的妥当性をもった検査体制を前提としており・・・
今回は、できるだけ甘い基準で、甘い検査体制という、不幸な結果になった訳です。

今回の測定データが、『全体を現しているとは言えない』ということは、地元生産者の皆さんも分かっていて、
『中には安全な野菜もあるはずだ』と主張しています。
それは事実だと、私も思います。
しかし、逆に
『中にはもっと危険な野菜もある』ということも、示唆しているのです。
従って、厚生労働省としては、近隣の都道府県から収穫されたどの野菜に対しても『安全だ』という保証はしません。
もともと役人は、責任をとることを著しく嫌います。
『安全だ』と宣言して、後々健康上の被害が出れば、国家賠償になる可能性も有りますし、当然担当者の出世もありません。
こういう自分の利益に全くならないことをしない官僚の是非はともかく、そういう機関だということは理解しなければなりません。

今回は小児癌を始めとする、何が起こるか全てを知るものは無いという放射性物質ですので、グレーゾーンでは許されません。

ここは、政治家である政府首脳が、第三者機関(WHOやIAEAなど)に依頼し、サンプリングから測定、報告までを任せることが必要でしょう。

一検体三万円という分析費用で、統計的に意味のあるサンプリング数を測定するには多額の費用を要します。 それを、被災した自治体に負担させることも、問題があると思います。

『東日本の全ての野菜は危険だ』というのは、確かに風評です。
しかし、『安全だ』と連呼するマスメディアの主張も、科学的根拠が無い風評なのです。
グレーな部分がある以上、消費者が敬遠するのも、無理のないことだと思います。

こういう虚しい議論を辞めさせる為にも、是非グレーな部分を払拭して欲しいものです。

滑稽な犯人捜し2

 
京都大学などの入試で、インターネットを利用した不正を行った青年が逮捕された。

大学の収益というのは学費、入学金、寄付金など様々だが、実は入学試験の受験料というが結構大きい。
昔は、国立大学は一期、二期とまとまっていたが、私立大学はバラバラで5〜10校の併願が可能であり、今もかなり併願できるようである。
当時は、国立大学の併願は2校までで、倍率も芸大などを除き3倍程度であった。
ところが、私立大学はかなりの併願が可能なので、30倍程度の倍率のところも多かった。
勿論、30倍といっても実際に受験に来る受験生はそこまで多く無かったし、合格発表後も一次志望や二次志望が合格して、その大学を辞退する受験生もかなり多かった。

受験放棄や合格辞退はともかく、倍率が30倍であれば、それだけの受験料が入る。

仮に、受験料が三万円で、授業料が一年100万円だとすると、受験料収入というのは、一学年分の授業料に匹敵する収益になるのである。

さて、受験生は何故この受験料を払うのか?
それは、公平公正な試験を受験し、大学に入学する権利を目指す為である。

つまり、受験生は公平公正な試験を受ける権利を有する。

一方、大学は公平公正な試験を実施する義務を負う。

さて、今回の事件、大学はその義務を果たしたのだろうか?

実際に不正行為が発覚した。
また、ヤフーなどの公開の場では無く、メールなどの閉鎖的な手段で発覚すること無く不正行為を行った受験生もいること、および現在までにその様な不正手段で合格・入学・卒業した人達が大勢いることは十分に想定できる。
つまり、そういう不正が容易に行える管理体制の入学試験であった。

これは、入学試験において、大学が義務遂行に瑕疵があったと言える。

ところで、瑕疵責任と言えども、現在の常識で想定し得ない様な事態であった場合は、その責任は免れる。

さて、今回の事件、想定し得ない様な事態であったか?

報道によれば、10年ほど前韓国で、やはり携帯電話とネットを使った大規模な大学入試不正事件があったそうで、韓国では「受験会場への携帯電話の持ち込み禁止」という対策を厳しく履行しているそうである。
この様な不正が、同様に日本で起きることは、容易に想像できる。

だとすれば、今回の様な携帯電話を利用した不正は、十分に想定できたものである。

従って、今回の事件、大学の義務履行違反が明確となった訳である。

大学の記者会見を見てみると、大学関係者は『被害者でござい』という様な顔をして怒りを露わにしていたが、とんでもない。

今回の被害者は、受験生全員であり、大学は加害者なのである。



大学が行うことは、

「怒りを露わにして刑事告発する」のでは無く、

受験生全員に頭を下げて謝罪し、

受験料を返還することである。

大学関係者は、『そんなことは知らなかった』と主張するかもしれない。
しかし、世の中、『知らない』で済まないことは山ほどある。
つまり、その様な言い訳は無効である。
また、この様な不正の方法は、誰でも容易に発想することができると思う。
仮にこれが新規の方法であっても、容易に発想できる方法であれば、対策する義務を負う。

しかし、それとは別に・・・
この韓国の大規模な入学試験の不正事件は、私を始め、多くの人が知らなかった。
つまり、これはマスコミの責任でもある。
マスコミは、何かというと、表現の自由、報道の自由を主張するが、都合の悪いことを報道しない自由も含まれるのであろうか。
もし、それが許されるのであれば、戦中戦前の大本営発表と同じと言わざるを得ない。

滑稽な犯人捜し

 
別に書くほどのことも無いと思ったのだが、あまりにも世間で大騒ぎしているので・・・

京都大学などの大学入試で携帯を使った流出があった件

マスコミのくだらない報道を見ると、『今までに無いことだ』、『インターネットを使って受験に受かろうとしている』などの論調がほとんどだ。

私としては、今まで対策されて無かったことにビックリという印象。

だって、誰でも考えることで、別に珍しいことでは無いからだ。

報道によれば、10年前くらいに韓国で大規模な同様な事件があったらしい。

とすれば、日本においても10年前もしくは、一年遅れで9年前からあったのだろう。
もしくは、日本の方が先に考えついたとすれば、それ以前から…ということになる。

つまり、携帯を使って入学し、携帯を使って進級・卒業し、携帯を使って公務員や会社員になった人達もいるかもしれない。
まぁ、それは極端な話だが、苦しい時に携帯を使った人は多い筈である。

さて、この投稿や回答を行った人物であるが・・・

回答したのは、いわゆるヤフー知恵袋の常連さんと思われる。
ヤフー知恵袋を見ていると、回答の常連さんというのが居るのである。
どうゆう人物かは分からないが、かなりの物知りで、バランス感覚のある雰囲気がある。
『本当に一人なのか?』、『実はそういうグループではないのか?』、『あるいはヤフーの関係者グループか?』と、思ったほどである。

一方、投稿したのは…
マスコミでは、受験生という雰囲気に絞られそうだが・・・

受験生というのは、競争社会で生きているので、あの様な誰でも見れるサイトを使って合格を目論むというのは考えづらい。
また、受験生であれば、この様なことは隠したい筈であるし、やはりオープンな場所を使うというのはアホな話である。

まぁ、どういう形であっても受験会場で試験を受けているのであるから、受験生には間違いあるまい。

では、マジで大学に入ろうとした受験生なのか、それともそうで無いのか。

まず、マジだったと仮定すると・・・
・受験には行ったものの、全く分からず、苦し紛れまたは時間潰しに、ヤフー知恵袋に書いてみた。
・それに対する回答を得られるとは思っていなかったし、回答がきたとしても間に合わないと思っていた。
・ところが、なんとすぐに回答がきた。
・これに味をしめ、それ以後全ての受験に利用した。

…という感じでだろうか。

次に、マジでは無かったと仮定すると・・・
・ひょんなことから、受験で携帯メールを使った不正があることを知ってしまった。
・『なんとかこれを告発したい』または『世間を大騒ぎにしたい』またはその両方。
・2chの様なマニアックな場所では無く、アシがつき易いホームページや掲示板、ブログなどでは無く、曖昧なID登録で通用するヤフーの普通の人も見る知恵袋が良いだろう。

…という感じかもしれない。

後者であれば、ある意味、正義の使者である。
〜少なくとも、本人はそのつもりであろう〜
そして、実際、絶大なる効果があった。

もし、どこかの教授に、誰かが『私はそうやって入学した』または『そういう噂を聞いた』と告白したと仮定する。
教授は、親しい教官仲間に相談してみる。
いろいろ議論したあげく、教授会にかけられる。
『信じがたい』と、調査委員会を発足し、数ヶ月から一年かけて調査する。
『どうもそういうことがあるらしい』という結論になり、対策委員会を発足する。
対策委員会は、議論や専門家からの聴取などを行い、対策案を立案し教授会にあげる。
教授会は、次年度の予算に対策費を計上し、次々年度の受験から対策が行われる。
ここで、この事実を公表するかどうか検討される。
当然、過去のことも報告することになり、とんでもない不祥事になるので、公表はしない。
そこで、様々な学長や理事長同士の付き合い、教官の学会での付き合いなどから、徐々に情報が伝わる。
情報を貰った大学は、徐々に対策を始める。
この様に口コミが全国的に広がり、ほとんどの大学で対策がなされる。

・・・さて、この様な経緯で全ての大学が対策し終わるには5〜10年を要するであろう。

ところが、今回の事件により、恐らくほとんど全ての大学が、来年度の受験から対策が行われるであろう。
まさしく、絶大なる効果をもたらした正義の使者である。
これからその手口で乗り切ろうとしていた受験生は、今頃激怒していると思われる。

つまり、今回の件は、犯人捜しに奔走する前に、すぐに対策を試みるべきであろう。

仮に、マジな受験生で、入学することになったとしても、現在までメールを使って不正入学した学生が多数存在することを考えれば、今回の事件の当事者だけを処分するのは不公平であろう。
まぁ、発覚したら処断するのは、信賞必罰なので、それはそれで構わないが・・・
やはり、それより先に、対策を急ぐべきであろう。

行き過ぎた市場経済

 
『行き過ぎた市場経済』と言葉にすれば軽い感じがするが、今真剣に問わなければならない問題だと思う。

サブプライムローン、原油価格高騰などなど、投資家が多くの一般民衆に迷惑をかけること甚だしい。

そもそも、お金とは何なのか?

それは、多くのコミュニティとの流通において、便宜的に価値の代用したものである。
私達普通の民衆は、現在でもほぼ目的に沿った使い方をしている。

一方、投資家、特にデイトレーダーなどは、お金は単なるゲームコインである。

彼らの中には、投資利益で多額のお金を持っているものもいる。
しかし、そのお金が生活に利用されることはごく僅かであり、ほとんどが再投資に使用される。
多くの投資家は、それが結局ゼロになるまで投資し続けるので、いくらお金があっても、無いのと同じである。
…それは、いい。
それは当然覚悟の上のことであろうし、彼らが楽しむ為のゲームコインであるのだから。

しかし、彼らがゲームを行う市場は、私達一般の民衆が生活する為に利用せざるを得ないものである。
つまり、私達一般民衆が、別にやりたくも無い彼らの市場ゲームに巻き込まれ、家計を圧迫し、職を無くし、政治や経済を混乱させ、自殺者まで出ることになるのである。

彼らが大損をして自殺するのは、覚悟の上だろうから、構わない。

…しかし、無理矢理巻き込まれて自殺する事態に陥ったり、『おにぎりが食べたい』と餓死したりするのは、まるで中東や北朝鮮の独裁政治と変わらないではないか。

そういう意味では、多くの投資家は、ゲーマーや賭博士とは比較にならないほど罪が重い。

彼らは、社会の生産性にほとんど寄与しない。
市場が加熱すれば、彼らが多大なる利益を得るが、一般民衆は価格の高騰に苦しむ。
市場が冷えれば、彼らは莫大な損失を被る、そして一般市民は職を失う。

つまり、このゲームは、一般市民を苦しめるだけの存在なのである。

儲かる時は彼らだけ、損をするのは一般民衆全てを巻き込む…まさに社会の癌である。

政治家が社会の寄生虫なら、彼らは社会の食中毒菌である。

本来投資とは、有望な株式会社などに資金を提供し、その見返りとして配当を得るものである。
株式会社としては、有望な事業を企画し、それを市場で認めて貰い、資金を集めることによって事業を推進し、収益を得、利益の一部を還元するのである。

現在の馬鹿げた市場経済を作り出したのは、アメリカである。
知能指数の高い馬鹿者達は、くだらない数学を使い、有りもしない価値を市場にぶちまける。
サブプライムローンなどは、まさにその幽霊である。

16人の勇者


民主党の比例選出の16人が会派を離脱した。

多くの人が、『政局を混乱させるだけだ』、『小沢の裏工作によるものだ』、『離党しないで会派を離脱するのは裏切りだ』、『次の選挙で当選しそうに無い連中だからだ』と思っている・・・

いや・・・、マスコミによって、そう思いこませる様に誘導されている。

マスコミは、その様に矮小化させて、黙殺しようとしている。

確かに、次の選挙では当選できる可能性は低いのかもしれないし、小沢と同調する人達のかもしれない。

しかし、それだけが理由だろうか・・・?

勿論、小沢の裏工作による可能性もある、しかし同じくらいの確率で彼らの義憤によるものとも考えられる。
仮に、裏工作だとしても、その行為が混乱をもたらす為の不正義によるものとは限らない。
菅直人は、自分自身が『国民の為』と思っている政策を実行しようとしている。
それは、正しい政策かもしれないし、正しくないかもしれないし、その中間かもしれない。
しかし、国会議員は国民の意思を代弁する代議士であり、政府をその代議士によって選ばれた行政機関であるにも関わらず、国民の意思に反した政策を行うことは許されない。
〜それが、民主主義である。
国民の意思は、菅直人の政策にノーを突きつけている。
世論調査では、菅政権の支持率は20%程度、不支持率は50〜60%である。
世論調査のタイミングや質問の仕方で多少の誘導効果はあるものの、このデータはやはり菅直人の政策が支持されていないと言える。
マスコミは、『小沢への対応が煮え切らないから』という理由に誘導しようとしているが、その理由は少ないと思われる。
もしそういう理由が大多数であれば、小沢を党員資格停止にしたことで、完全では無いにしても一歩進んだ訳であるから、もう少し支持率が上がっても良い筈である。
不支持の原因が政策にある以上、いくら菅直人自身が『国民の為』と信じる政策であっても、実施してはならない。
〜そらが民主主義である。
例え、マスコミが国民を誘導して、愚かな意思表示をしたとしても、その責任を負うのはマスコミであり、国民でなければならない。
〜それが民主主義である。

このまま、菅政権が、菅直人が『国民と為』と信じる政策〜自民党とほぼ同じ政策〜を成立させたとしても、その後行われる統一地方選で大惨敗する。
そして、いずれ行われる衆議院選挙において、昔日本社会党が自民党にすり寄って壊滅した様に、壊滅的惨敗をする。

『国民の為』と勝手に思いこみ、

選挙時の公約をことごとく裏切る政党に、

誰が投票するだろうか!?

そうなってしまっては、民主政治はかなりの後退をして、取り戻すにはかなりの年月が必要になるだろう。
それが分かっているから、小沢はなんとか食い止めようとしているのではないか。

小沢の裏工作では無く、会派離脱した16人の純粋な義憤によるとも考えられる。
この16人は、次回の選挙では当選する可能性が低い、つまり政治家としては弱い人達で、言い換えれば私達一般市民に近い感覚を持った人達である。
前回の衆議院選挙で民主党に300人を超える大勝利をもたらしたのは、連合などの労働組合関係の組織票もあるが、最も多かったのは浮動票だった。
その浮動票を投じた人達の意志は、『それまでの自民党政治から脱したい』、『民主党のマニフェストに共感した』というものだった。
民主政治であれば、その意志は、労働組合やマスコミの意志よりも優先させなければならない。

にも関わらず、菅直人は自分自身の思いこみによる『国民の為』に、その時のマニフェストを捨て、自民党とほとんど変わらない政策を実行している。
一人の人間の思いこみの政治は、もはや民主政治では無い…と、一般市民なら考えるであろう。
一般市民に近い感覚の16人にとっては、それは許せない政治である。
いや、その16人だけでは無いのかもしれないが、行動にでたのはその16人であった。
だから、勇者と呼ぶのに相応しい。
勿論、その中には、小沢に忠誠を誓った方が得だという思いがあった人もいたかもしれない。
人間は、一つの意志のみによって動くとは限らない…というか、いろんな思いの統合の結果で動く方が多い。
それでも、行動に出るのはそれなりの勇気が必要で、勇者と呼んでいいと思う。

この時、小沢は、『菅は辞めない。解散総選挙になる。覚悟してやりなさい』と言ったそうだ。
この言葉は、小沢が画策して行動を起こす実行部隊の議員に、激励の言葉として報道されたが…

思いの強い16人から申し出があり、小沢は『マスコミに叩かれる』、『選挙になれば落選する人達』、『民主党に残れないかもしれない』ということが分かっていても、彼らの思いに感じいって、激励かつ忠告のつもりで言ったと考える方が自然である。

今日の予算委員会の質疑では、民主党議員は『政治と金』の質問〜間接的な小沢バッシング〜を行い、自民党議員はやはり小沢問題と政権批判に終始し、誰も政策論議は行わなかった。
少なくとも、この様な連中よりも、この16人の勇者は、遙かに純粋な政治への思いが感じられる。

幸いなことに、この16人の勇者の行動は、菅政権に大打撃を与えた。

マスコミは、いろいろ文句をつけて、矮小化しようとしているが、もはや公明党か自民党の協力無しには予算関連法案が通過しない状況となった。
公明党としては、この不人気かつ不安定な政権に協力した方が得か、損かを天秤にかけている筈である。
自民党としては、一気に解散総選挙に持ち込む最大のチャンスである。

法案自体は、アメリカの意志であり、アメリカの手先である自民党としても、公明党としても賛成しても良いものだ。
両党ともに、予算が成立しないのは困る筈である。
子供手当の予算が取りざたされているが、他のほとんどの関連法案は両党にとっても通過させなければならない筈である。
しかし、公明党にとってみれば、ここで自民党を裏切って自民党より支持の少ない民主党についたとしても、次の総選挙でいいことは一つも無いので、自民党に追従する筈である。
自民党にしてみれば、数ヶ月攻め続ければ自壊しそうな政権を潰し、解散総選挙に持ち込み、自公を中心とした政権にした方が、もっと上手くアメリカの意志を反映できる筈である。

従って、菅政権は潰れる可能性が高い。

その際、内閣総辞職になるか、衆議院解散総選挙になるかは分からないが、総理大臣を変えて民主党政権を続けたとしても、路線を元のマニフェストに戻さない限り、市民の支持は得られないであろう。
小沢を切り離した今の民主党が、元のマニフェストを続ける力があるかどうか疑問である。
また、マスコミにコントロールされた民衆にとって、小沢中心の政権に戻ることは許されないであろう。

結局総選挙になり、『民主党はごめんだ、自民党も嫌だ』という状態で選挙に突入することになる。
その結果、『選挙に行くこと自体が馬鹿らしい』と投票率が歴史的低迷をする。
みんなの党がなんとなく良さそう…と、みんなの党の議席が多少増えるかもしれないが、所詮少数である。
投票率が下がれば、選挙は絶対数では無く比較数なので、組織票の力が強くなり、組織力が強い自民党・公明党が勝利する。
みんなの党の発言力も増加するかもしれないが、今のみんなの党の代表質問を見る限り、表面的な行政改革が行われれば、自民党に追従する可能性が高い。

いずれにしても、暗い日本が見えてくる。

そうならない為には、私達がマスコミに左右されない成熟した民主主義の国民になるべきだと思う。

今回は、支持する政党が無い…ということは、本当の政治家を送り出すチャンスだとも言える。
自分の目で見て、自分の耳で聞き、自分で調べて、政党に関係無く、本当に自分の代弁者になる代議士を選ぶべきだと思う。


演出という名のマインドコントロール

 
先日、インターネットのニュースにおいて、NHKの「無縁社会」のコーナーで事実誤認を導く演出があったことが明らかになった。

ある女性は、家族も友達もおり幸せに暮らしていて、更にインターネットでの楽しみを見つけた。
その女性は、そのインターネットの素晴らしさを伝えようと、取材に協力したらしい。

ところが、OAを観てみると・・・

親の介護に疲れ、友達も居ない哀しい女性が、インターネットの世界に逃げた、という話になっていた。

同様な演出は、他の男性にもあったらしい。

そして、この問題は、NHKは勿論のこと、他の民放各局では取り上げられなかった。

テレビ局や新聞が、一環してインターネットを矮小化しようとしていることは衆知のことであるが。

その第一回目は、三木谷や堀江が台頭してきた時である。
折しも、ソフトバンクの孫も、携帯電話会社を買い取り、表舞台に出てきた。

テレビ局は一斉に、インターネット情報の曖昧さ、危険さ、犯罪などなどを強調し、ネガティブキャンペーンを始めた。
そのキャンペーンは、現在に至るまで続いているが、一方では潰せないインターネットをマスコミの都合の良い形で取り込もうとする動きもあった。

ところが、最近再び、ネガティブキャンペーンが盛り上がっている。
それは、恐らくウィキリークスによる情報公開と無関係では無いであろう。

当然のことながら、ウィキリークスに対するネガティブキャンペーンもアメリカを中心に行われているし、日本では断片的なネガティブイメージのみ短時間報道され、ほとんどは黙殺している。

演出によって番組を面白くする…

それはつまり、演出が無ければ面白く無いということであり、心を動かすことが出来ないということである。

つまり、演出の目的とは、心を動かすことであり、マインドコントロールに他ならない。

さて、この演出という名のマインドコントロールが、ドラマや映画の原作者、映画監督の意志を伝える為のものであるうちは、高度な芸術的手法なのであるが・・・

テレビのワイドショウを始め、報道やドキュメンタリーにおいても行われている。
冒頭で書いた「無縁社会」の件は、その一つである。

しかも、その悪質なところは、そのマインドコントロールがそれぞれのテレビ局でバラバラに行われているのでは無く、テレビ局や新聞などのマスメディアが統一したマインドコントロールがされていることである。

上杉隆氏によると、それは記者クラブメディアと呼ぶらしい。

記者クラブとは、各行政機関などに常駐しているメディアで構成されており、日本のマスメディアのほとんどが所属している。
大臣や官僚の記者会見などは、全てこの記者クラブを通じて行われている。
ところが、この記者クラブというのは大変閉鎖的で、海外メディアや反体制的な週刊誌などは閉め出されている。
つまり、マスメディアの報道には、全てこの記者クラブによる統制がされているのである。
万が一、あるテレビ局が記者クラブの意志に反した報道を行えば、記者クラブから追い出され、ほとんどの記者会見に参加できず、報道番組が成り立たなくなるのである。
つまり、マスメディアは記者クラブの意志には逆らえないのである。

では、この記者クラブによる報道管制は、誰の意志によるものなのか?

大相撲の八百長問題は、公判前に検察から明らかにされた。
本来、捜査情報というものは、事件に無関係な事実については守秘義務があるのでないのか?
仮に、事件に関する事実であっても、捜査段階でリークされて良いのか?
この様な疑問は、テレビではほとんど取り上げられなかった。

小沢の政治資金問題が大々的に報道されている。
上杉隆氏によると、この問題や鈴木宗男の問題、リクルート事件やロッキード事件など、
田中角栄vs検察、という構図で説明できるらしい。
考えてみると・・・
今回の裁判で無罪であろうが、有罪であろうが、小沢が不正献金を受けていたのは事実だろうと、私も思っている。
ふと・・・何故、そう思ったのか考えてみると・・・
根拠がはっきりしない。
なんとなく、そういう風に感じているのである。
私の両親も、完全に小沢は不正献金を貰ったと確信しており、世論調査でもそうである。

そう・・・それこそ、マスメディアによるマインドコントロールの結果なのである。
小沢が不正献金を受け取ったと、言い切っているテレビ局は一つも無い。
しかし、どのワイドショウもニュースも全て、小沢は不正献金を受け取ったという演出をしている。

よく、刑事事件の容疑者や被告人の主張に対して、「…などと」と付けて報道されているのに気がつくだろうか。
検察や警察の主張にたいしては、「…と」と報道する。

例えば、
「検察によると、『〜は、お金が欲しかった為刺した』とのことです。」
「〜容疑者は、『関係は無い』などと、否認しています」

この様な報道がされれば、容疑者は悪あがきで否認している様な印象になります。
容疑者や被告人は、推定無罪であり、実際に無実の人もいます。
にも関わらず、報道では容疑者や被告人となった段階で、ネガティブイメージを植え付けようとするのが報道によるマインドコントロールの一つです。

話を戻して、
では、記者クラブによる報道管制が検察の意志によるものなのか?

検察は、単に兵隊だと、私で無くても思うだろう。
特に地検特捜部というものは、本来警察が行う捜査を行っている。
それは、警察では心許ないから…という印象がある。
本当にそうなのか? 何故、何によって、そういう印象があるのか?
検察なら信頼できるのか?
そう考えた時、その様なイメージをマスメディアによって植え付けられたと・・・
逆に考えれば、警察は人数も多く、全国に散らばっており、統制するのは難しい。
その点、地検特捜部は数えるほどしか無く、統制し易い。
と、考えることも出来るのである。

さしずめ、地検特捜部は、兵隊の中の先兵隊というところでしょうか。

では、誰によって統制されているのか・・・?

内閣、自民党、官僚・・・または、全て・・・
少し、判然としません。

そこで、違う角度から考えてみた。

今回の鳩山、小沢の失脚は検察によってなされた。
そして、民主党の代表選挙〜つまり総理大臣を決める選挙の時に起こった事件。
それは、尖閣諸島の事件である。
これによって打撃を受けたのは、日本、民主党政権は勿論のこと、世界中に警戒感を抱かれた中国である。
もし、検察や海上保安官、政府が内々に済ませようとしたならば、誰にも打撃は受けなかった。
現に、今まではそうしてきた。
ところが、今回の中国人船長は異常に攻撃的であり、内々済ませるのは難しかったし、実際に大事になってしまい、日本政府も中国政府も引っ込みがつかなくなってしまった。

前にも書いたが、この事件によって多大なる利益を得たのはアメリカである。
この中国人船長、CIAの工作員ではないかと、私は思っている。

アメリカから距離を置こうとした民主党政権を、アメリカべったりにすることが出来た。
普天間基地問題も、アメリカの意向に沿って動き出した。
中国政府と日本政府の間だけで無く、日本人と中国人双方に敵対心を再燃させた。
北方領土にもロシア大統領が訪問し、日本と中国・ロシア間、つまり東アジアの緊張感を高めた。
台頭する中国に対し、世界的な不信感を抱かせた。

…アメリカにとって、この上ない成果である。

ちなみに、中国、ロシアに対する敵対心や驚異は、常にマスメディアによって報じられている。

そして、北朝鮮による韓国攻撃事件、米韓合同演習などなど、東アジアの緊張感を高める数々の事件は、無関係では無いのかもしれない。

そう考えてみると、「田中角栄vs検察」という構図は、実は「田中角栄vsアメリカ」という構図ではないかと、疑念が生じた。
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